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大阪、兵庫、神戸でリノベーションならYMaへお任せください。戸建、マンション、店舗等、新築にはない魅力を引き出します!

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住宅を取得する時に
マンションか戸建住宅か?
中古なのか新築なのか?

といったところで迷われる方も多いのではないかと思います。
結論からいえばマンションでも戸建でも、中古でも新築でも、生活スタイルや資産価値を守ることができればどのような住宅を購入してもいいと思っています。
この記事では、中古マンションを購入してリノベーションすることを想定して、戸建住宅や新築マンションとの比較を行いながら、メリットとデメリットを考察して、中古マンションリノベーションに向いてそうな人を検討してみましょう。

最後には当設計事務所のデザイン事例も掲載します。

リノベーションの最新プロジェクト(9/23)

イメージパース
『マンションリノベーション、デザイン・設計の進め方』
設計事務所と進めるマンションリノベーション。
大阪のマンションリノベーションの事例を基にフローを解説してみました。
デザイン・設計を進めるためにどのように積み上げていくのか?各段階で気にするべきことなどもまとめています。

●2024.9.23 マンションリノベーション、デザイン・設計の進め方

●2023.6.1 大阪市の共同住宅でユニットバスの打合せ

●2022.4.14 注文住宅に床暖房は必要?

●2023.4.12 建築家とつくる注文住宅

●2023.3.31 出巾木や入巾木、巾木にも気を使ってデザインしましょう

マンションと戸建て住宅の比較

マンションリノベーション

立地の比較

マンションと戸建て住宅を比べた時に、マンションの一番のメリットは立地が良いということではないでしょうか。
駅が近かったり、人気の小学校の校区だったりという場所では地価が高くなりがちです。
地価が高い所ではなかなか戸建住宅を建てることのできる敷地を購入するのは難しいですし、そういった周囲にマンションが多く建っている中で戸建住宅を建てても、日照や眺望において良い居住環境を求めることは難しくなります。

マンションだと駅から徒歩10分以内が理想ですが、戸建住宅だと徒歩15~20分ぐらいでも有りでしょう。
マンションが多く建っている地域ではマンションを、戸建住宅が多く建っている地域では戸建住宅を選ぶのも一つの選び方かもしれません。

マンションのバリアフリー化

マンションはバリアフリー化されており、アプローチから各住戸まではもちろんですが、住戸内もフラットにデザインすれば戸建住宅に比べて段差がありません。
年をとったら古民家で田舎暮らしを楽しみたいという考え方もあるかも知れませんが、高齢になるほど駅近のマンション暮らしの方が体も楽ですよね。

日常の管理と長い目で見た修繕計画

一般的なマンションでは管理組合で管理会社を雇い、清掃を中心とした共用部の日常の管理を行っていることが多いです。
勿論この費用は毎月徴収される管理費から出ているのですが、管理組合員で割ればそう大きな金額ではありません。ゴミ置き場の掃除なんかを当番でするのはちょっと面倒ですよね。
戸建住宅で管理会社を雇うというのは現実的ではありませんから、庭やアプローチなどの清掃や植栽の管理等は自分ですることになります。
こういった日々の管理を業者に依頼できるのもマンションのメリットです。

また、修繕費も毎月積み立てられるため、建物のメンテナンスの為に急な出費があってもそんなに困ることはありません。
管理組合で長期の計画を立てて、修繕費を確保するようにしているところが多いので安心です。
戸建住宅だと、修繕積立を自分でしていかないといけません。計画的にお金を貯められる方だと良いですけど、修繕にいくら必要になるのかといった事を想定しなければいけないこともあり、建築の知識がなければなかなか難しいことです。

新築マンションと中古マンションの比較

マンションリノベーション

資産価値について

新築マンションは住み始めた時に3割ほど価値が下がると言われていたりします。
それなら、資産価値の下がりにくい中古マンションを購入して好きなようにリノベーションしたらどうかということになってきます。
5000万円で新築マンションを購入したとして、半年後には3500万円に値下がりすると考えれば、中古マンションのリノベーションに1000万円かかったとしても、資産価値が下がったとは考えなくてもいいでしょう。

住空間の広さ

戸建住宅と比べて、面積が小さいところがデメリットに挙げられるマンションですが、ワンフロアで効率よく平面プランをすれば十分な広さを感じることのできる空間をつくることができるでしょう。
この空間の広さにも関わってくるのですが、空調の管理等省エネ生活にもマンションのほうが向いています。新築マンションでは一般的な間取りが採用されていることが多いですが、中古マンションをうまく計画して空間を大きく使ったり、小さく使ったりすることで空調効率がよくなりますし、照明計画を工夫することでも電気代の節約ができます。

マンションは資産価値を把握しやすい

所有している不動産の価値を把握しやすいのはマンションだと思います。
戸建住宅だと、隣の住宅と比べて間取りも敷地面積も住宅の延床面積も異なりますし、住宅の築年数もそれぞれに違います。
ところがマンションだと、同じマンション内で売りに出ている居室があれば、だいたい同じような間取りになっている自分のところの売値が想像しやすいですよね。

なので、家族構成が変わったり、転勤したりといったときにも、住んでいるマンションを売るのか賃貸するのか、そして新居は買うのか借りるのかという判断に始まり、引越しする時の計画も立てやすいです。

できれば購入を避けたい中古マンション

マンションリノベーション

旧耐震基準で設計されたマンション

鉄筋コンクリート造のマンションだと耐震性能が高く、地震や水害等の災害にも強いのではないかと思われがちですが、構造の基準は昭和56年(1981年)6月1日から変更されています。
それ以前を旧耐震基準、それ以降を新耐震基準と呼んでいるのですが、マンションに限らず旧耐震基準で構造計算が行われた建物は耐震補強が必要です。
中古マンションを購入するなら新耐震基準のもの、それか耐震補強が施されたマンションにしましょう。

修繕積立費の滞納があるマンション

マンションは管理組合で、日常の管理費と共に、建築物のメンテナンスの為に修繕積立費がストックされています。
200円/㎡以上、標準的なマンションで15,000円/月程度になることが多いと思いますが、この金額は築年数や機械式の駐車場があるかどうか等によって影響されるので、マンションによって様々です。
修繕工事に費用がかかるタワーマンションだと割高になります。

構造は100年もつとしても、防水や設備は15~20年ぐらいに一度メンテナンスが必要です。
大規模修繕には多額の費用がかかるため、計画的に修繕費が積み立てられているのか、滞納が多いのかというところは重要なチェック項目です。
管理組合の会計が安定していないと、適切なメンテナンスを行うことができませんからね。

修繕積立費がいくらたまっていて、滞納はいくらあるのか。これは宅建業法の重要事項説明の項目に挙げられています。購入の前に仲介業者にしっかり確認しておきましょう。
修繕積立費が足りなくなれば適切な管理を行うことができなくなり、ひどい場合にはそのマンションに住むのに支障が出てきてしまうこともあります。
躯体は100年もつのにもったいないことになってしまします。立地だけではなくて、住人のモラルや経済力も視野に入れて検討しないといけませんね。

災害に遭う危険性の高いマンション

自治体で作成されたハザードマップで確認して災害に遭う可能性が高い地域はできるだけ避けましょう。
予め危険を避けておくことも大切です。
これも宅建業法の重要説明事項に挙げられているので、災害に遭いやすいとして市町村に設定された地域に入っていないか、購入前に確認しましょう。

マンションリノベーションデザイン

中古マンションについて検証をしてきましたが、いかがでしょうか?
ここまで違和感なく読んでこられた方は中古マンションをリノベーションして住むことに向いているかもしれません。今後の生活や資金のシュミレーションをしっかり行って決断してください。

中古マンションのリノベーションは、壁や床などの躯体によって区切られた限られた空間の中で行われます。そのため、構造は勿論ですが、キッチンやトイレ、浴室等の水回りの配置に制限がかかったり、サッシの仕様が変えられなかったりします。
リノベーション計画では与えられた条件の中で工夫を凝らし、建築主の意向に沿って居心地の良い空間をつくります。

マンションリノベーションのデザイン例をご覧ください。

杉壁の家

杉壁の家
兵庫県神戸市のリノベーション

玄関からベランダまで杉フローリング張りの壁を通し、全体の一体感を高めています。
壁や天井はできるだけ広さを確保するために躯体コンクリートをそのまま仕上にして、ステンレスキッチンなどの無機質な素材と、木材の暖かみを同時に感じられる空間にしました。
フローリング張りの壁には可動間仕切を設置することで、狭いマンションをできるだけ広く使う工夫をしています。

タイル床暖房の家

床暖房タイルの家
大阪市西区のリノベーション

シンプルな白い壁とタイル貼の床、人造大理石のキッチンの中に、アクセントの木製家具が入ります。
床のタイルは、冷たくならないようにガスの床暖房を施しているので、冬でも快適に過ごせます。
11階なので眺望が素敵です。

一体カウンターの家

一体カウンターの家
大阪市東成区のマンションリノベーション

壁際の人造大理石のカウンターからキッチンの天板が斜めに飛び出してきています。
寝室からもリビングからも使える位置にあるウォークインクローゼットが、収納が少なくなりがちなマンションで活躍しています。

猫と住む家

猫と住む家
[執筆者 / 監修]
三浦喜世
一級建築士
2007年から一級建築士事務所YMa主催
大阪、兵庫を拠点として店舗、注文住宅、共同住宅等の企画・デザイン・設計及び監理、中古住宅やマンションのリノベーション、オリジナル家具のデザイン・製作等を行う。
[受賞歴]
リノベーションアイデアコンペ 視点特別賞 受賞
東京デザイナーズウィークプロ作品展 出展
Design Competition in Kainan 入選
デザイントープ小論文コンペティション 入選

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