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奈良の造成工事 -倉庫を建てるまで-

奈良の造成工事 -倉庫を建てるまで-

こちらは奈良県で施工中の造成工事、草刈りは済んで造成工事は進んでいます。
大阪の設計事務所から電車を乗り継ぎ、現場でいくつかの工程を確認してきました。

●前回の記事、着工後の草刈りの様子



CPブロック積み

CPブロック積み
まずはブロック積みです。これは通常のコンクリートブロックではなくCP型枠ブロックという、擁壁としても機能するブロックです。
一般的なコンクリートブロックとは異なり、CPブロックは空洞部分が多くて鉄筋を組みやすく、モルタルではなくコンクリートを流し込むことで強度を増します。
基礎もコンクリートブロックよりも高い強度で作るので擁壁と同等の構造を持つとされています。

CPブロックは仕上がってしまえばコンクリートブロックと見分けがつかないので、きっちり図面と施工写真を残しておくことをお勧めします。
比較的安価でお手軽に擁壁を作れるということで採用される場面もよく見られます。

敷地全体の粗造成

粗造成
土留めとなるCP型枠ブロックを施工した後、粗造成をしながら全体の計画を確認していきます。
行政に求められている緑地計画がある他、前面道路から水路を挟んだ奥の敷地までの高低差による道路の勾配や、雨水を流すための経路の確保、さらにこの敷地では大和側水域による調整池が求められている為、直接水路に雨水を流すことはできません。
全体の造成計画を見直しながらの粗造成の施工になってきますが、確実に工事は進んでいます!!

今後の計画

緑地区画
この造成工事には行政から緑地計画も求められています。
緑地計画とはいっても、竣工時には種を植えている程度の仕上がりになるのですが、今のところモルタルで区画を形成しています。
さらに、調整池も設計通りに粗で掘削を進めて、擁壁工事の準備を行います。
最終的な倉庫建築工事の前に、造成だけではなく、給排水工事や歩道切下げ工事等やまだまだやることはあります。
今後の進捗にご期待ください!

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