
奈良県御所市の造成工事が着工して1週間ほど経ちました。
敷地をちょうど2分するように水路が流れる、合計3000㎡を超える計画敷地で、その水路に橋を架けることで一体的に敷地利用を可能とするための開発・造成工事です。 この工事によって、接道がなかった奥の敷地にも接道を確保することができて、建築可能な有益な土地とすることができます。
着工した現在の現場の様子と、今後の建築計画です。
現場の様子

開発申請に時間がかかっていたため、敷地は一度刈った草がまた伸び放題という状況でした。
その為、草刈りをして車や重機が敷地内に入れるようにするところからスタートになったのですが、あっという間の草刈り、そして粗造成に入っていきます。



ここからはかなりの量の土を入れて盛土し、給排水の引き込み、調整池・雨水排水管の設置、水路橋の建設工事と様々な工程が待ち受けています。
粗造成が終わったら、(今まで機械を入れることができなかったために行えなかった)水路橋と現在計画中の倉庫の建築のために地盤調査を行う予定になっています。
地盤調査によって地盤検討を行うことができて、元々田んぼであった計画地の地盤改良の要否がわかります。
木造住宅でもそうですが、鉄骨造は重量が重く、地盤改良にかかる費用がさらに高額になるので、早めに把握しておきたいのが地盤の情報です。
造成後の建築計画について
着工後1週間ほど経ち、現場もあわただしくなっていく中で、倉庫の建築計画のも二転三転して大騒ぎです。
もともとは二つの敷地を隔てる水路に橋を架けて、接道のない部分も含めた大きな一体の敷地として区画・造成して、事業拡大に応じて段階的に倉庫を増築していくという設計だったのです。
しかし、敷地内に計画できる最大限の倉庫を建築してしまう。その新築倉庫の一部で飲食店やセントラルキッチンを設計に組み込んでいきたい。といった二つの要望が浮上してきています。
この計画にはそれぞれに問題があります。建築の面積が増えれば増えるほど予算は膨らむし、もう一点は1つの敷地には不可分の用途でしか建築を建てることができないということです。
特に後者は一つの敷地に一つの建築物しか建てることができないというわけではないのですが、建築基準法上は不可分とはならない異なる用途の建築物を建てることはできません。
もう一度開発をかけて区画を変更すれば建築可能になるかもしれませんが、行政との協議が必要な上に、可能だとしても大変時間がかかります。
倉庫の中に飲食店やセントラルキッチンを建築するには大きなハードルが待ち構えているのです。
当初は造成工事中に建築物の設計を行い、確認申請を下す段階まで進めたいという予定だったのですが、予算や法規等検討事項が増えてきたのでもう少し時間がかかりそうですね。
もともとは二つの敷地を隔てる水路に橋を架けて、接道のない部分も含めた大きな一体の敷地として区画・造成して、事業拡大に応じて段階的に倉庫を増築していくという設計だったのです。
しかし、敷地内に計画できる最大限の倉庫を建築してしまう。その新築倉庫の一部で飲食店やセントラルキッチンを設計に組み込んでいきたい。といった二つの要望が浮上してきています。
この計画にはそれぞれに問題があります。建築の面積が増えれば増えるほど予算は膨らむし、もう一点は1つの敷地には不可分の用途でしか建築を建てることができないということです。
特に後者は一つの敷地に一つの建築物しか建てることができないというわけではないのですが、建築基準法上は不可分とはならない異なる用途の建築物を建てることはできません。
もう一度開発をかけて区画を変更すれば建築可能になるかもしれませんが、行政との協議が必要な上に、可能だとしても大変時間がかかります。
倉庫の中に飲食店やセントラルキッチンを建築するには大きなハードルが待ち構えているのです。
当初は造成工事中に建築物の設計を行い、確認申請を下す段階まで進めたいという予定だったのですが、予算や法規等検討事項が増えてきたのでもう少し時間がかかりそうですね。