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大阪のオフィスのボリュームチェック

大阪のオフィスのボリュームチェック

大阪市のオフィスビル建て替えプロジェクトのボリュームチェックです。
こちらのオフィス兼研究所は隣地の借地にも既存施設があり、そちらとの関係を考えて敷地設定からの検討になります。

計画地は1427㎡という広い敷地ですが、オーナーが希望する規模の建築を建てると建蔽率がぎりぎりになってしまいます。
この広い敷地を二つに分けて研究棟と製造・保管棟を設計します。

まずは敷地設定と建蔽率をチェックします。
オーナーの希望通りのプランを当てはめて建蔽率を検討すると、敷地全体としては法規制の範囲内にあるのですが、2つに分けると奥の敷地に接道が取れません。

オフィスのボリュームチェック

奥の敷地に接道をとるためには、前面道路から幅員2m以上の専用通路でつながっておく必要があるのですが、研究棟の建蔽率を確保すると専用通路の幅員が1.27mしか取れなくなってしまいます。

オフィスのボリュームチェック

そこで、2mの専用通路をとるために研究棟の建築面積を少し小さくした案も提案します。
495㎡から477.75㎡に小さくなるのですが、全体との面積差は3.5%程です。プランをちょっと工夫したら許容範囲ではないでしょうか?

今回は図面での提案ですが、今後は現場で打合せ・検討を経て提案していくことになります。
現場でオーナーの意向を聞きながら提案していくと、当初考えていなかったような様々な案が出てきていろいろな可能性が探れます。
予算とスペースに限りがある中で、現場での打ち合わせは、よりよい空間の提案の為には重要な過程です。

◀ ▶ 現地調査

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