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バーの現地調査

バーの現地調査

デザイン先行で進んできていた大阪の会員制バーのリノベーションですが、本格的に既存店舗の現地調査を行いました。
店舗デザインの確認と、現地調査の様子、そして着工を迎えてこれからの展望をご覧ください。

店舗デザインの流れ

以前の店舗がラウンジだったようで、カウンター、テーブル席、VIP席、トイレといった基本的な機能を残したままの居抜きのような形での施工になるのですが、新店舗はバーなのでやや営業形態が異なるので大きな変更が必要になります。

リノベーション後の店舗はカウンターを主にした店内で、それに加えて隠し扉に隠されたVIPルームという構成になります。
カウンターの形状、さらにVIPルームの位置と広さが、既存店舗とは大きく変更になるため、関連部分は解体が必要です。
そのまま使えそうなのは、トイレとカウンターの一部ぐらいでしょう。

以前の記事で紹介したイメージパースをご覧ください。
最大6名がゆったりと座れるカウンターは、大きく曲がりながらL形に配置される予定です。
●イメージパース

現状確認

現状を見ていきましょう。

店舗現地調査
入口を入ってすぐのカウンター席ですが、手前部分の一部だけ同じ位置になりますが、形状が大きく変わります。
ほとんど解体・撤去になるのですが、ドライキッチンとなる厨房の設備がどこまで使えるかというところが見どころです。


店舗現地調査
真ん中に見えているBOXが既存のVIPルームです。
新店舗では、もっと面積が広くなって右側手前に移動してきます。


店舗現地調査
既存店舗のVIPルーム内部です。
新店舗ではもっとゆったりと座れる広い空間に生まれ変わります。二枚の隠し扉によって隔離されたVIPルームですが、カウンター内のバーテンダーの様子をうかがえるような工夫も凝らします。


店舗現地調査
元々は2店舗分の区画をまとめたのでしょうか?エントランス扉が壁でふさがれています。
壁の一部解体してみたらその扉が現れました。
新店舗ではこの扉を復活させて、外部からVIPルームへの直通の経路として利用します。


店舗現地調査
トイレはそのまま再利用するといっても、洗面カウンターや便器は新しいものに取り換えます。
デザインは一新されて、既存イメージの面影も残らない空間になります。

これから

鍵を預かったのでいつでも現場を見ることができるようになりました。
これからは、現地調査に基づいた詳細図面の作成、造作家具等のデザイン提案・発注、仕上げの検討等、本格的にデザインをまとめていくことになります。
今回はイメージパースを外注しているので、この先のプレゼンをどうしていくのかはまたいつもと違う表現と進め方になってくると思います。
今後の展開は本人も楽しみにしているところです。

まずは解体工事から、着工です!!


●店舗のイメージパースの作成を外注してみる
●イメージパース完成

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