大阪のバーのデザインが着々と進んでおります。

店舗デザインをするときはイメージパースや模型でプレゼンすることになります。
今まで、プレゼンパーツはデザインの確認をしながら当設計事務所で製作していましたが、今回初めて海外にパース製作を外注しました。
自分で製作するよりも指示の手間はかかってしまうのですが、パース単体では短時間で、安価に、きれいに仕上げてくれます。
今回はパース製作の指示までは図面だけで進めていたのですが、それではデザインの確認が最後までできないうえに、修正のやり取りの回数が増えてしまいます。今後は当設計事務所でラフにパースを書きながらデザインして、最終的に精度の高いパースが必要な時にはお願いしてもいいかなとも思っています。

肝心の店舗デザインですが、オーソドックスに考えるとカウンターの外からカウンターバックのボトルラックなんかを見せるアングルが多いと思います。
しかし、この店舗ではマジックミラーで仕切られて、隠し扉からアプローチするVIPルームをメインに考えてこちらをアピールしたいという要望でした。
その為今回はカウンター内から客席を見るアングルと、VIPルームからマジックミラー越しにカウンターを見るアングルという2カットでのパース製作となりましたが、もちろんパースに映っていないカウンターのボトルラックにも力を入れてデザインしています。

この辺りのデザインの確認が遅れてしまうところが少し難点でしたが、これはやり方によっては解消することができるでしょう。

当設計事務所が得意とする造作家具によるボトルラックに隠し扉は現在見積もり中です。
設計者と家具職人が協働することで、空間に合わせたデザイン性を高めて精密な家具が安価で製作可能になります。
会員制の高級バーなのですが、
こういった造作家具を要所にちりばめて店舗空間の質を上げていっています。
造作家具についてもぜひご覧ください。

●造作家具、オーダー家具についてはこちらをご覧ください

だいぶデザインも固まってきて、見積も進んできているのでもうすぐ着工できそうです。
そうとうな手間をかけてここまでやってきたので、必ずいい空間を作ります！
竣工まで楽しみましょう！！

●店舗のイメージパースの作成を外注してみる