見るからに精度の低いパースなのですが、これは店舗デザインの質を上げるために、大阪の店舗でイメージパースの製作をアウトソーシングしてみようという試みで作成したものです。
アングルの確認のために作成しているので、ここからイメージパース作成業者に仕上げてもらいます。
デザインは当設計事務所で行うので、図面はこちらで書いて仕上げ材の指定もしておいて、イメージパースの製作のみを外注します。
この意図は、イメージパースの専門業者の方が精度の高いパースを作成できること、海外への発注となることで金額も安く抑えることができるというメリットを活かそうというところです。
ただし、デザインを進めるうえでの機動性という面ではやや劣ることになるかもしれません。
外注のパース製作会社の納期も早いのですが、当事務所でイメージパースまで作成していると、デザイン確定後のちょっとしたデザインや仕上げの変更の対応が素早くできます。
この辺りについては試行錯誤しながらということになってきますが、うまくはまればデザインの『質』を保ちながら『量』を増やすことが可能になります。
これがパース製作会社にデザインを伝えるために製作した図面の一部です。
空間を把握してもらうために、仕上げ材や照明を選定し、造作家具の詳細図を作成ました。
他にもパース製作しない部分の詳細図も仕上がってきています。
造作家具を含めた店舗工事の見積もりも作成しないといけないですしね。
イメージパースに関しては、当設計事務所で作成するよりも精度の高いパースが上がってくるとは思いますが、今後もその目的と費用・効果を考えて、パース製作会社ともいい関係を築いていければと思います。
イメージパースの仕上がりをお楽しみにしてください。