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東大阪市のオフィスリノベーション、解体時から造作家具設置への準備をする

東大阪市のオフィスリノベーション、解体時から造作家具設置への準備をする

以前に現地調査を行った、東大阪市にある倉庫・工場兼オフィスビルのエントランスの改修工事の現場です。
既存現場の解体工事から、下地工事中までの経過をご覧ください。

エントランスの解体工事

造作家具と建築現場
まずは仮囲いをして、解体から工事が始まりました。
天井を落とし、壁を壊し、床のタイルをはがし、新しいデザインの邪魔になる鉄骨の下地を取り除きます。
解体中のこの段階ではもちろん寸法をとっておさまりを考えてということはないのですが、大体の方向性を確認することはできます。
解体工事自体は大変な作業なのですが、解体の結果は想像通りで、今回の現場ではそんなにびっくりするようなことは起こりませんでした。
それでもやはり解体してみないとわからないこともありますからね、現場の確認は大切です。

下地工事

造作家具と建築現場
そして解体工事が終われば、下地工事に移ります。軽量鉄骨と呼ばれるLGSや木材を使って最終的な仕上げに応じた下地を作っていくのですが、この段階で先読みする設計の出番です。
クロス仕上げの壁、シート貼の壁、タイル仕上げの壁、等の異なる仕上げ材に応じて下地を整えるだけではなく、最終的な造作家具や建具のおさまりまで考えて計画を整えていきます。
この現場では当事務所の家具工場で作った家具を納品させていただくので、造作家具や建具の周辺の詳細図を作成します。
ついでにその周辺に取り付けるアルミサッシやサインなんかのおさまりも考えるわけですが、さすがに一人では無理なので、そこは現場の管理者と話し合いながらです。

造作家具のお話

造作家具と建築現場
このオフィスエントランスに納品するのは、建具2か所とTELカウンター、間接照明3か所です。
現場の下地工事が完了してから造作家具を作っていたのでは現場がスムーズに進みません。そのため下地工事中に造作家具の寸法を決めて制作にかかっていくことになります。
こうすることで下地工事が終わったころに造作家具を搬入設置することができ、次の工程にすぐに映ることができるのです。
しかし、造作家具の制作はとても繊細な寸法で納めていくことになるので、どうしても現場の下地工事との調整が必要になってきます。
この段階でうまく寸法の調整をしておかなければ、制作した造作家具が現場にフィットしないということが起こりえます。
軽鉄や木軸などの下地があり、クロスやタイルなどの仕上げがあり、そこに造作家具がおさまるのです。
現場で制作する間接照明などの造作との関係にも配慮して、綿密な打ち合わせのもとに形状と寸法の決定を行っています。

このオフィスエントランスの最終的な家具のおさまりをお楽しみにしておいてください!

●現地調査の時の様子はこちらへ

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