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大阪市の共同住宅でユニットバスの打合せ

大阪市の共同住宅でユニットバスの打合せ

大阪市で設計した共同住宅が施工中です。
3階までプレカットの建て方が終わったので、構造部材と金物のチェックの為に現場を訪れました。

そのついでと言っては何ですが、ユニットバスのおさまりについても打合せを行いました。
この共同住宅は1LDKの賃貸マンションなので、仕上げはプレーンなユニットバスになります。設計段階でサイズもすでに決まっているので、建て方が完了したこの段階では現場とユニットバスの取り合いについてのすり合わせです。

この記事では一日の疲れを取る浴室、特にユニットバスについて解説したいと思います。

ユニットバスとは

「ユニットバス」とは工場でつくられた天井・壁・床・浴槽を現場で組み立ててつくる浴室です。床にはFRP製の防水パンが敷かれていて防水工事が比較的簡単に行う事ができます。
更にユニットバスには床や浴槽がユニットバスで、天井・壁は現場でつくる「ハーフユニット」というものがあります。こちらの方が防水性を保ったままで、よりデザインにこだわった浴室にすることができます。
他にもさまざまな組み合わせで、防水性を保ったまま自由度の高いデザインを実現することのできる「オーダーユニットバス」もあるので「在来工法」にも引けを取らないデザインを実現することも可能です。
浴室にこだわりのある方は設計者とよく相談してユニットバスを選んでください。

在来工法とは

浴室には「ユニットバス」の他に「在来工法」というものもあります。
これは防水も含めた、天井・壁・床を現場でつくる工法で、デザインの自由度は高いのですが職人の技術が必要になります。

ユニットバスのサイズについて

戸建住宅の場合

ユニットバスとは
一般的に戸建住宅ではほとんどの場合1616サイズ(一坪サイズ)が採用されます。
時には大きなサイズのユニットバスが選ばれることもありますが、戸建注文住宅は個人の好みで自由に選ぶことができます。1216サイズからと小さいサイズのユニットバスもありますが、標準的な1616サイズを最小として、ゆったり入浴できる1618、1620サイズぐらいがお勧めです。

マンション、アパートの場合

ユニットバスとは
設計段階で住人が決まっていないマンション等ではその居室の大きさや対象とする家族構成にもよって様々なサイズのユニットバスが採用されます。
特に周辺のマンションとの比較も大切で、選んでもらう為には戸建住宅の仕様を目標にして、最近では1LDK等の一人暮らし用のマンションでもやや大きめの1416サイズのものを入れたりもします。周辺のマンションが1216サイズのユニットバスを導入していたとすれば、これが強みになります。
賃貸住宅の場合は、オーナーの好みというよりも周辺の環境と比べて競争力のある設備を導入したいところです。

戸建用とマンション用

ユニットバスには戸建用とマンション用という商品がありますが、基本的な性能に違いはあまりありません。
異なるのは寸法なのですが戸建用の方が天井高が高く設定されています。その為、一般的に戸建よりも高さを確保するのが難しいマンションに戸建用のものを採用する前には高さの確認が必要です。
また、平面的な広さも戸建用の方が1616サイズをはじめとして大きなサイズが用意されています。マンション用はコンパクトなスペースに設置することを想定したサイズ設定で展開されているのですが、戸建住宅でも鉄骨造や鉄筋コンクリート造、木造でも狭小住宅等ではマンション用を採用することも多くあります。

事例を見てみましょう

ユニットバスとは
マンションリノベーションで施工したユニットバスです。
もともと1216サイズが入っていたところを水廻りの配置を工夫することで1416サイズを導入しています。
その為狭くなった手洗い室を広く見せる為、ユニットバスの間仕切りをガラスにして開放的に見せています。
●マンションリノベーションの水廻りの計画

浴室にこだわりのある方、新築、リフォームをお考えの方、ぜひご相談ください。

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