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マンションリノベーションの水廻りの計画

マンションリノベーションの水廻りの計画

標準的なマンションの床面積は60~70㎡程度が多くなります。戸建住宅と比べて、住宅として床面積の狭くなりがちなマンションリノベーションでは、限られたスペースの割り振りがシビアに行われます。

特に、パイプスペースまでの排水経路を取らなければいけない水廻りの配置には制限がかかります。
この20年ぐらいの間に建てられたマンションでは水廻りだけスラブを下げて配管スペースを確保しているもよくあります。
こうすることで、床下でゆとりを持った排水配管スペースが取れるようになっているのですが、逆に言えば水廻りの位置は限定されてしまうことになります。

リノベーションにかかわる主な水廻りは、キッチン、トイレ、洗面、浴室です。
その中でどうスペースを取っていくかということが課題になるのですが、いろいろな要望が考えられます。
「対面キッチンがいい」「トイレはゆったり座れる広さで」「洗面室には洗濯機も置いて収納スペースが欲しい」「浴室は足を延ばしてゆったり入れるように」・・・等

マンションでは区画を変えることができないので、限られたスペースの中で水廻りを広くとるということは居住スペースを圧迫することにもつながってしまいます。
そのため、できれば水廻りはコンパクトにまとめながら隙間におさめていきたいところです。

このリノベーションの例では、建築主が元々住んでいたマンションでは1713サイズのユニットバスだったので、既存の1612サイズのユニットバスよりも少しでも広い浴室を設置したいとレイアウトに頭を悩ましました。
まずは優先順位を決めなければなりません。このリノベーションでは居住空間>浴室>洗面室・トイレという優先順位を決めてレイアウトを検討しました。

その結果、ユニットバスは1614サイズを設置することができましたが、最低限の広さのトイレを確保したら、洗面脱衣室の形状がいびつになってしまいました。
洗濯機は入れづらかったですねぇ^^;
洗面脱衣室はいびつな上に狭いです。

リノベーション

そこで、狭い洗面脱衣室で、当事務所でお勧めしているのが、ユニットバスの透明ガラスの間仕切りです。
浴室と洗面室を透明ガラスの間仕切で仕切ることでそれぞれの部屋が広く感じられるのは当然なのですが、小さい子供さんがいたりしたら、先走る子供の様子を見守るのが容易にもなります。

鍵は洗面室の建具についているので子供が思春期になってもプライバシーは守れます。
手洗い、歯磨きは入浴終わりを待つか、キッチンでしましょう。
何とかいい感じに水廻りを収めることができました。

リノベーションに限らないのですが、どこに優先順位を置くか、それから狭い空間を広々と感じさせるような工夫ですよね!

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