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大規模修繕工事の現況調査

大規模修繕工事の現況調査

兵庫県尼崎市で、地下2階から5階までは飲食店等が入る商業施設、6階から12階までは共同住宅、高さGL+46.51M、延床面積約43,000㎡の建物の大規模修繕が行われようとしています。
この建物は、昨年定期調査報告を行った時に、劣化が進んできているのでそろそろ修繕工事が必要と判断された建物です。

●特定建築物の定期報告についてはこちらの記事へ 『特定建築物の定期報告の通知が届いたら』

大規模修繕工事の計画から施工までの大まかな流れは下記のようになります。
・最初に建物の調査を行い、現状を把握します。
・その現状に基づいてどういった修繕工事が必要になるのかを検討し、工事入札用の見積項目を作成します。
・その見積用の資料によって数社で入札を行い、施工業者を決めます。
・施工業者が決まったら修繕工事を行います。

今はまだプロジェクトの初期です。建物調査の前段階、現場を確認して必要に応じて調査用の現状図面を作成していきます。
調査時にこの図面に外壁のクラックやタイルの浮き等を書きこんでいくのですが、この現状図の作成だけで約10日。さらに現況調査に1週間程度かかります。
その後、だいたい1.5カ月程度かけて調査内容をまとめて、修繕工事の入札用の資料を作ります。
大規模修繕工事のプロジェクトは、調査から工事まで1~2年程度という長期にわたるものですが、建物調査だけでも2カ月ぐらいかかるわけです。

大規模修繕工事の現地調査

ようやく足りていない現状図の復元がすんだところです。これから現状調査を行い、この図面に床・天井・壁の劣化箇所を記入していきます。

まだまだ先は長いですね。

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