大阪府池田市の大阪国際空港(伊丹空港)の現場です。
レンタカー店の駐車場に洗車用の鉄骨造のカーポートとプレハブ物置を2台設置する計画で、プレハブ物置の内一台はオフィス兼休憩室として、もう一台はチャイルドシート等の備品の倉庫として使用します。
基礎の計画
鉄骨造のカーポートは当然ですが、プレハブ物置も確認申請を通すので建築基準法に基づいた基礎を作る必要があります。
実際のところ、プレハブ物置をブロックの上に置くだけとか、ワイヤーメッシュを入れただけのモルタルでも、強度的には十分なのですが、建築の検査に通らないのです。
●この現場の現地調査時の様子はこちら
●建築の基礎について -ベタ基礎と布基礎の違い-
実際のところ、プレハブ物置をブロックの上に置くだけとか、ワイヤーメッシュを入れただけのモルタルでも、強度的には十分なのですが、建築の検査に通らないのです。
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●建築の基礎について -ベタ基礎と布基礎の違い-
墨出し、アスファルト撤去
着工日、まずは基礎の位置を※墨出しして決めます。
基準墨を基に建物の外壁の芯を出した後、そこから基礎の形状の墨を出すので、アスファルトの上にはいくつもの白い線が描かれています。
ところどころに赤いチョークで印がありますが、この赤い印の付いた線の通りにカッターを入れてアスファルトを撤去していきます。
※墨出しとは、地面や壁に工事に必要な基準線を書き出す作業のことです。
基準墨を基に建物の外壁の芯を出した後、そこから基礎の形状の墨を出すので、アスファルトの上にはいくつもの白い線が描かれています。
ところどころに赤いチョークで印がありますが、この赤い印の付いた線の通りにカッターを入れてアスファルトを撤去していきます。
※墨出しとは、地面や壁に工事に必要な基準線を書き出す作業のことです。
基礎配筋工事
カーポートは柱脚のみ、プレハブ物置はベタ基礎で作ります。
それぞれの基礎の配筋・型枠の工事が終わった段階で、コンクリートを打つ前に写真を撮ります。
建物の規模によったら基礎配筋の中間検査が行われることもあるのですが、木造2階建て程度以下の比較的小規模な建物では配筋検査は義務付けられていません。
そのため、施工後に隠れてしまう基礎配筋はスケールを当てて写真を撮って提出することになっています。
たとえ基礎配筋検査があったとしても、竣工後に隠れてしまう部分は写真で残しておくほうが良いですよ。工務店に工事写真を撮っておいてもらいましょう。
それぞれの基礎の配筋・型枠の工事が終わった段階で、コンクリートを打つ前に写真を撮ります。
建物の規模によったら基礎配筋の中間検査が行われることもあるのですが、木造2階建て程度以下の比較的小規模な建物では配筋検査は義務付けられていません。
そのため、施工後に隠れてしまう基礎配筋はスケールを当てて写真を撮って提出することになっています。
たとえ基礎配筋検査があったとしても、竣工後に隠れてしまう部分は写真で残しておくほうが良いですよ。工務店に工事写真を撮っておいてもらいましょう。
竣工
完了検査を受けて引き渡しも無事に終えました。
カーポートの屋根の下端までの高さは4.5Mあり、屋根仕上材は不燃テント生地で作られています。
横のオフィスになるプレハブ物置の高さは2.5M程度なので、カーポートはかなり大きく見えています。カーポートとオフィスは別棟のように見えるのですが、オフィスの入り口の庇にカーポートがかかっているため1棟の建築物とみなされます。
細かいところですが、鉄骨の柱脚は最低でも高さ10cmは根巻きしています。
これは、カーポートは吹き上げる風にも対抗しなければいけないので、大きめの基礎を作ったのですが、車の通行を妨げないように柱脚をできるだけ細くするためです。
基礎の上端をアスファルト面に合わせ、鉄骨柱の周囲をコンクリートで保護することによって、鉄骨柱を水から守るだけでなく、柱脚の剛性が高まります。
これで、従業員の方が雨や陽ざしを避けて洗車やメンテナンス等の作業ができ、
さらにプレハブ物置は空調の効いた休憩室、ベビーシートなどの備品倉庫として快適な職場環境が整いました。
カーポートの屋根の下端までの高さは4.5Mあり、屋根仕上材は不燃テント生地で作られています。
横のオフィスになるプレハブ物置の高さは2.5M程度なので、カーポートはかなり大きく見えています。カーポートとオフィスは別棟のように見えるのですが、オフィスの入り口の庇にカーポートがかかっているため1棟の建築物とみなされます。
細かいところですが、鉄骨の柱脚は最低でも高さ10cmは根巻きしています。
これは、カーポートは吹き上げる風にも対抗しなければいけないので、大きめの基礎を作ったのですが、車の通行を妨げないように柱脚をできるだけ細くするためです。
基礎の上端をアスファルト面に合わせ、鉄骨柱の周囲をコンクリートで保護することによって、鉄骨柱を水から守るだけでなく、柱脚の剛性が高まります。
これで、従業員の方が雨や陽ざしを避けて洗車やメンテナンス等の作業ができ、
さらにプレハブ物置は空調の効いた休憩室、ベビーシートなどの備品倉庫として快適な職場環境が整いました。