前回に引き続きトイレのお話です。
今回は便器の選び方を考えてみましょう。
住宅等でよく使われる便器は、タンクレストイレ、一体型トイレ、組み合わせトイレ、と大きく3種類あります。
先にお伝えしておくと、当設計事務所ではタンクレストイレを推薦しております。最初に、タンクレストイレのメリット、デメリットを紹介することにします。
タンクレストイレのメリット
まずはメリットからです。
・タンクがないのですっきりしていてデザイン性が高い。
・コンパクトなので、トイレを広く使える。
・連続して水を流すことができる。
・凹凸が少ないので掃除がしやすい。
等です。
メリットについては詳しい説明はいらないかなと思います。
・タンクがないのですっきりしていてデザイン性が高い。
・コンパクトなので、トイレを広く使える。
・連続して水を流すことができる。
・凹凸が少ないので掃除がしやすい。
等です。
メリットについては詳しい説明はいらないかなと思います。
タンクレストイレのデメリット
続きまして、よく言われているタンクレストイレのデメリットです。
・値段が比較的高い。
・便座(ウォシュレット)が故障した時は、トイレ本体ごと交換しないといけなくなることがある。
・停電時に水を流せなくなる。
・トイレ本体に手洗いがついていない。
・水圧が弱いと設置できない事がある。
等があげられると思います。
これらのデメリットですが、ひとつずつ見ていってみましょう。
・値段が比較的高い。
・便座(ウォシュレット)が故障した時は、トイレ本体ごと交換しないといけなくなることがある。
・停電時に水を流せなくなる。
・トイレ本体に手洗いがついていない。
・水圧が弱いと設置できない事がある。
等があげられると思います。
これらのデメリットですが、ひとつずつ見ていってみましょう。
値段が比較的高い
タンクレストイレは値段が高い分、高機能になっています。もちろん節水機能もタンク有りのトイレよりも優れている事が多いので、水道代が安くなります。
タンクレストイレがタンク有りのトイレよりも5~6万円程度のコストアップだとして、およそ5年ぐらいでペイできるのではないかと考えています。
また、安い機種を選ぶのもいいと思います。パナソニックのアラウーノなんかはけっこう安く手に入ったりします。タンク有りのトイレよりも安かったりすることもよくあるので参考にしてみてください。
タンクレストイレがタンク有りのトイレよりも5~6万円程度のコストアップだとして、およそ5年ぐらいでペイできるのではないかと考えています。
また、安い機種を選ぶのもいいと思います。パナソニックのアラウーノなんかはけっこう安く手に入ったりします。タンク有りのトイレよりも安かったりすることもよくあるので参考にしてみてください。
便座(ウォシュレット)が故障した時は、トイレ本体ごと交換しないといけなくなることがある
パナソニックのアラウーノには便座だけ交換可能なタイプのものがあります。それを選ぶのもひとつだと思います。
それにトイレも進化していて節水効果も新しいものほど良くなってきています。長期間つかったトイレであれば、故障した時は便器をまるごと最新のものに交換するつもりでタンクレストイレを選んでもいいかもしれませんね。
それにトイレも進化していて節水効果も新しいものほど良くなってきています。長期間つかったトイレであれば、故障した時は便器をまるごと最新のものに交換するつもりでタンクレストイレを選んでもいいかもしれませんね。
停電時に水を流せなくなる
たいていの機種のタンクレストイレには側面奥にカバーがあって、それを外せば停電時に水を流すための手動のレバーがついています。
この手動レバーの操作はちょっとめんどくさいかもしれませんが、長期間の停電なんてそうそうあるものではありません。あまり気にするほどのことではないと思っています。
この手動レバーの操作はちょっとめんどくさいかもしれませんが、長期間の停電なんてそうそうあるものではありません。あまり気にするほどのことではないと思っています。
トイレ本体に手洗いがついていない
タンクレストイレにも手洗いを付けられる機種もありますが、別で手洗器を付けることをお勧めします。
トイレ本体にでも別に付けた手洗器でも、小さい手洗器では水撥ねが気になります。
どちらにしても撥ねるのならトイレの奥の方よりも掃除のしやすいところで手を洗った方が衛生的だと思いませんか?
確かに、手洗器を付けることによるコストアップのことは気になりますけど、個人的にはトイレの手洗いで手を洗うよりも別で手洗器があった方が美しいと思っています。
トイレ本体にでも別に付けた手洗器でも、小さい手洗器では水撥ねが気になります。
どちらにしても撥ねるのならトイレの奥の方よりも掃除のしやすいところで手を洗った方が衛生的だと思いませんか?
確かに、手洗器を付けることによるコストアップのことは気になりますけど、個人的にはトイレの手洗いで手を洗うよりも別で手洗器があった方が美しいと思っています。
水圧が弱いと設置できない事がある
これは唯一のメリットといえるものですね。
タンクに水をためるタイプのトイレと違い、タンクレストイレは水圧が低いと水が流れないことがあります。
水圧は水道局で確かめることができますが、戸建住宅を建てる方は設置前に施工業者にも確認しておきましょう。
マンションの場合は給水方式が水道直結の時は注意が必要ですが、貯水槽やポンプがついていたら水圧は問題ないでしょう。
ひとつひとつ見ていくと、よく言われているタンクレストイレのデメリットはデメリットと感じられないものがほとんどですね。
次は一体型トイレと組み合わせトイレも簡単に見ておくことにしましょう。
タンクに水をためるタイプのトイレと違い、タンクレストイレは水圧が低いと水が流れないことがあります。
水圧は水道局で確かめることができますが、戸建住宅を建てる方は設置前に施工業者にも確認しておきましょう。
マンションの場合は給水方式が水道直結の時は注意が必要ですが、貯水槽やポンプがついていたら水圧は問題ないでしょう。
ひとつひとつ見ていくと、よく言われているタンクレストイレのデメリットはデメリットと感じられないものがほとんどですね。
次は一体型トイレと組み合わせトイレも簡単に見ておくことにしましょう。
一体型トイレのメリット、デメリット
便器・タンク・便座(ウォシュレット)が一体型になったトイレで、シンプルな形状で拭き掃除がしやすく、タンクに手洗いを取り付けることができます。その他タンク式なので水圧が低い所でも使えますが、故障した時はその部分だけを交換できない、連続使用をすると水量が足りなくなることがある等のデメリットがあります。
組み合わせトイレのメリット、デメリット
独立した便器・タンク・便座(ウォシュレット)を組み合せたトイレで、一体型トイレと同じくタンクに手洗いを取り付けることができて、水圧が低い所でも使えます。他にも、価格が安く故障した部分だけ取り換えられるのがメリットです。
その反面一体型トイレやタンクレストイレよりも形状が複雑で掃除がしにくく、連続使用をすると水量が足りなくなることがあります。
その反面一体型トイレやタンクレストイレよりも形状が複雑で掃除がしにくく、連続使用をすると水量が足りなくなることがあります。
どのタイプのトイレを選ぶか?
タンクレストイレ、一体型トイレ、組み合わせトイレとそれぞれの特徴を見てきましたがいかがでしょうか?
どうしても値段を抑えたいというのであれば、組み合わせトイレのタンクに手洗いを付けるというのも選択肢として出てくるかもしれませんが、やはりタンクレストイレが一押しだなぁと思います。
住宅は何十年も使うものですから、よく検討して後悔のない選択をしましょう。
どうしても値段を抑えたいというのであれば、組み合わせトイレのタンクに手洗いを付けるというのも選択肢として出てくるかもしれませんが、やはりタンクレストイレが一押しだなぁと思います。
住宅は何十年も使うものですから、よく検討して後悔のない選択をしましょう。