以前にも紹介しましたが、工務店と共にインテリアデザイナーのデザインに沿って現場を納めていくという試みでした。
普段の設計の仕事とは異なり、主にデザイナーの意匠図から施工用の詳細図を書いて、部分的に工場で作ってくる部品を発注するという役割を担っていたのですが、大阪市西区の事務所から10分程度という立地だということもあって竣工間際は現場の作業も少しお手伝いしました。
手伝い程度なので、役に立ったのかどうかはわかりませんけど・・・
工事はそれぞれ別のフロアにある会議室、応接室、社長室をつくるというものだったのですが、写真は社長室のものです。
濃茶色の縦見切が規則的に並ぶ両サイドの壁面には観音開き、折戸、ケンドン式という3種類の建具が入っています。隠し扉のようにつくられているのでわかりにくくなっています。
特に左側の壁ケンドン扉は取手が見えにくいので、言われなければわかりづらいでしょう。
壁の向こうにある搬入用の大きな扉を隠すための扉でほとんどあけることがない扉です。
家具も含めてきれいにまとまっていますが、豪華な社長室に仕上がりました。
今回の現場施工用の詳細図を書いて現場を納めるという仕事は、初めてにしてはうまく行ったのではないでしょうか!