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内装工事の異なる視点

解体後の現場

大阪市内でオフィスの改装工事に関わっているのですが、今回の関わり方はちょっと特殊でデザインではありません。普段あんまりしないのですが工務店からの依頼で施工側の立場に立って工事をまとめているのです。
主な作業はインテリアデザイナーの書くデザイン図面から家具や建具、その他詳細図等の製作用の図面を作成し、デザイナーのチェックバックに対応しながら施工図の修正をすることになります。
工務店にとって簡単な図面は書けても、高い精度で製作用の図面を書くというのはなかなか難しくて施工図を外注することも多いようで、当事務所に依頼が来たというわけです。

基本設計から見積用図面、さらに着工前に予算調整をした実施図面と段階を経て積み上げられた図面があったとしても、着工すると現場でおさまりが悪い所が出てきます。
そのたびにディテールの打合せを重ねて図面変更しながら工事を進めていくのですが、今回は施工図面を書く以外にも、打合せに同席してディテールのおさまりを設計事務所の経験を生かして提案をしたり、部材の発注のまとめなども行っています。

実際の現場管理や発注は工務店が責任を持って行うので、その現場管理のサポートになるのですが、現場と同じ大阪市内の当事務所から自転車で10分程度という立地もあって今回こういう形で内装工事に関わってみることになりました。

もともと普段の建築やインテリアのデザインでも詳細図は細かいところまで書いていたり、家具屋としての活動をしていることもあって、今のところ工務店の立場で図面を書くという立ち位置以外そんなに違和感なく役割をこなせていると思います。
ちょっとした見落としがあるだけで、寸法を指定して発注した部材が無駄になってしまったりすることがあるので、思っていたよりも現場を確認しないといけないのでたいへんですけど、、、

盆休みの間、メーカーや材料屋も休んでいるので頭の整理にちょうどいい期間になっています。
この経験が今後の店舗デザインに還元されていけばいいなと思っています

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