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兵庫県神戸市の注文住宅 -前面道路内の高低差-

兵庫県神戸市の注文住宅 -前面道路内の高低差-

兵庫県神戸市で新築注文住宅の建築の相談があった敷地をチェックしに行きました

相談があった直後にグーグルマップで確認した段階で、前面道路が怪しいなと思っていました。
道路と思われる範囲に高低差があるという、あまり見かけないパターンです。

こういった現場は道路幅員をどう考えるべきなのでしょうか?
建築基準法で定めた前面道路の接道が幅員4m以上必要というのは、一般車両だけでなく消防車等の緊急車両の通り抜けができる用意という意図があると思います。
しかしこの場合はどうなるのでしょうか、敷地内で高低差があり車両が通行できる範囲は実際の道路幅員以上に制限されています。

基本的には建築基準法の解釈は市役所や申請機関に問い合わせることが必要なのですが、
こういった特殊な場合は特に建築士個人での見解では判断しかねるので、市役所への問い合わせが必要になります。

結果として市役所の見解は、高低差に関係なく道路と認めて、中心からの2m後退ということでした。
思っていたよりも寛大な対応でホッとしました。
これで最大限に敷地を活かした住宅建築計画を設計することができます。
こういった特殊な敷地で、どういう建築設計を提案できるかという、設計事務所冥利に尽きる仕事になればいいなと思います!
今後の進捗にご期待ください!!

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