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長期優良住宅の床面積制限 -大阪の木3戸建住宅-

長期優良住宅の床面積制限 -大阪の木3戸建住宅-

大阪の中でも人気のエリアである豊中で進んでいた住宅設計。そろそろ確認申請を下す段階になってきました。
確認申請検査機関との協議も本格的になってきます。

敷地は84.63㎡とやや狭いのですが、3階建てにすることで面積不足を解消しています。
そして、駐車スペースを2台分確保することによって、敷地内に庭が取れないので屋上をテラスにすることでプライベートな屋外空間を作る予定です。

この住宅はフラット35と長期優良住宅の組み合わせによって、長期固定金利住宅ローン(フラット50)を組んでいます。
長期優良住宅に認定される仕様であれば、フラット35をとることは比較的簡単になるのですが、3階建ての住宅の場合は長期優良住宅の条件として各階の床面積に気を付けておく必要があります。

長期優良住宅として、戸建住宅の場合は『住戸面積が75㎡以上、少なくとも1つの階は40㎡以上(階段部分を除く』)という認定基準があります。
1つの階で40㎡以上とれる場合は、2階建てで成立してしまい、わざわざ3階建てにする必要がないことが多いのです。
長期優良住宅の認定を目指す場合は敷地の広さに要注意です。
事前に設計事務所等の専門家に相談しておくことがおすすめです。

この計画では3階で何とかギリギリ階段を除いて40㎡を確保して、長期優良住宅の条件を満たすことができました。


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