兵庫県西宮市の店舗で、ピラティススタジオの受付カウンターを造作家具で製作しました。
通常はメラミン化粧合板などの仕上がった素材を使うことが多い造作家具ですが、今回は突板にウレタン塗装という仕上げが求められました。
造作家具の塗装といえばピンキリです。非常に高額なものから現場塗装で済ますものまであるのですが、当設計事務所では現場塗装はお勧めしません。
オイルステンなんかだと現場で塗装するのですが、家具のウレタン塗装の場合は現場では埃が舞っているのできれいに仕上がらないのです。
塗装が乾く前に塗膜に埃がついてしまうのですね。
塗装は現場ではできないということで、予算の関係もあるのでピアノ塗装のような最高級なものとはいきませんが、家具工場で場所を用意して、塗装職人に来てもらいました。
もちろん、木工家具を製作している工場では塗装できないので、家具工場の倉庫で塗装してもらいました。
刷毛塗りではありますがそれなりには仕上がっているのではないかと思います。
オイルステンなら過去に自分でも美容室のレセプションカウンターを塗装したことがあります。
この時の下地はシナベニヤでした。オイルステンだと意外ときれいに仕上がりました。
●レセプションカウンターはこちらをご覧ください
そして家具の納品の日です。
広々としたピラティススタジオの入り口にレセプションカウンターを設置しましたが、まだ引渡し前なので床は養生されていて雰囲気が出ないですね(笑)
最初のデザイン提案ではこの広い空間にもっと造作家具があったみたいなのですが、減額に伴って高額な造作家具は削除されていったみたいです・・・
今デザイン提案しているオフィスでは、効果的に造作家具を使ってよりよ
いデザインに仕上げていきたいと思います。
家具で空間をデザインする！ご期待ください！！