こちらは大阪市西区にあるオフィスデザインの提案です
一度、ヒアリングを兼ねた現地調査に行ってからの最初のプレゼンなのですが、クライアントに特にイメージがないのでとっかかりとなるデザインの作成です。
とりあえずデザインを持って行ったのですが、おおむね良好な感想をいただきました。
今回に限らず、店舗デザインを依頼してくるクライアントには明確なイメージがないことがよくあるのです。こういった場合は、ヒアリングの後は一からこちらの提案によって進めていくことになります。
さて、今回は二通りのデザインを持ってきました。東京本社のイメージに合わせた明るめのデザインと、曲面を活かした重厚感のある黒が多めのモノトーン。
ひとつずつ見ていきましょう!
まずは木製リブパネルとステンレスの組み合わせで、ステンレスパネルの小口には内照式照明器具を仕込むことで、できるだけ照明器具を見せない工夫をしています。
ステンレスの反射を活かして広さを強調した上に、ガラスを使うことで重層感も演出しようとしています。
天井の木パネルの目透かし貼りの目地は、会社のカラーのオレンジに塗装します。
続いてのデザインは、シームレスな壁が曲面壁を伝ってL形に続きます。
この曲面壁のデザインはこのL型の壁がデザインのベースで、ダウンライトと間接照明に彩られたカウンターと、社名のロゴを入れたメインで魅せる面をつないでいます。
このプレゼンの段階では黒い曲面壁はモザイクタイル貼、カウンターやロゴの盤面は人工大理石などのつるっとした真っ白いイメージを持っています。
こちらの照明デザインは壁からはね出す下がり壁にダウンライトと間接照明を仕込んでシンプルに見せています。
どちらのデザイン提案も奥の応接室へは隠し扉を通っていくデザインになっています。
この会社を訪れるお客様が秘密の部屋に通されるような高揚感が感じられたら面白いなと思っていて、これは最後まで提案し続けようと考えています。
次に考えているのは一階の入り口から階段を上がってオフィスに来るまでの道をどうデザインするかです。
これもまたデザイン案を紹介したいと思います。
これからの展開も楽しみな店舗デザインプロジェクトです。
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