BLOGブログ

東大阪市の店舗の窓にステンドグラスを嵌めてみた

東大阪市の店舗の窓にステンドグラスを嵌めてみた

画家でもある建築主が、東大阪市にある自宅を改修して自身の絵を飾る為のギャラリーを作るプロジェクトです。
このギャラリー用に、建築主がステンドグラスを6枚購入しました。 購入したステンドグラスは、しっかりとした作りで見ごたえもばっちり、かなり高額な買い物です。当然空間デザインの中心になるので、「このステンドグラスをどこにどう使おうか」というところから、この計画が始まりました。

ステンドグラス

商品が届いたという事で、建築主宅でステンドグラスと初対面です。
ステンドグラスの特徴を生かす為に、分散して配置するよりも、エントランスホールに吹き抜けを作り、そこにまとめて配置することになりました。
やはり、ステンドグラスは室内から外部の光をバックライトに見るのがきれいです。できるだけ高い位置がなおいいでしょう。手を触れることのできない位置の方が割れるリスクも減ります。
ステンドグラスの上部が曲線になっているので、造作家具屋さんにガラスを嵌める為の窓枠を作ってもらって、壁に固定することにします。さっそく家具屋さんが型を取りに来てくれました。

ステンドグラス

外壁に開けた穴に家具工場で作ってきた窓枠を嵌めています。写真は施工中なので足場がありますが、ここはエントランスの吹き抜けの上部になります。この窓がメインになる予定です。
枠の拡大写真を見てもらうと分かりやすいのですが、ステンドグラスを木枠で挟み込むようにして固定します。いちおうガラスを外せるようにはしていますが、一度設置したら外すことはないでしょうね。

ステンドグラス

いよいよガラスがはまって、周辺の仕上げ工事も終わりました。仮設の足場も撤去してスッキリステンドグラスの窓を眺めることができるようになりました。
エントランスホールの窓は全てステンドグラスです。ステンドグラスを通じて室内に落ちる光が空間を引き立てています。

もちろん外からもステンドグラスを眺めることができるのですが、やっぱりバックライトが当たった方が見栄え良く映ります。
昼間がメインの空間になりそうですが、ここの照明にはステンドグラスの存在感に対してシャンデリアを入れました。
ギャラリーに絵画を見に行く前に、お客さまを迎えるエントランスホールで気分も盛り上がる事でしょう。
存在感のあるステンドグラスによって、エントランス空間の質が上がりました。

SHARE!

BLOG TOP