様々な意味で、店舗にとって外観やサインのデザインのウエイトは大きくなります。
外観やサインへの考え方は多種多様、その店舗のブランディングにも関わりますが、誰に見てもらうものかというところが重要なのではないでしょうか。
インターネットで検索して店を探すのが主流な昨今、看板は新規顧客を増やすためのものとしての役割は終えていると思います。
以前からそうなのかもしれませんが、繁華街に並ぶ外観や看板を見ている人はほとんどいません。実際にこの記事を読んでいるあなたも街中にあふれている広告なんてちゃんと見ないですよね。
今はネットで検索して店を探すので、外観で目立つ必要はありません。集客はインターネットでしましょう。
看板は店舗のブランディングを押し出したもの作ってもいいのではないでしょうか?
ここではブランディングに配慮した外観・看板デザインを数点紹介します。
・長屋を改装したお好み焼き屋のサインです。
格子越しに見える店内に加えて、鉄板をレーザーカットでくりぬいて店名を作りました。
遠くからでも、飛行機に乗ってでも食べに来てもらえるお好み焼き屋というコンセプトのもと、「知ってる人は知っている」という控えめではありますが店内の様子を外観に表現しました。
・美容室です。
美容師がカットやカラーしたお客様の頭が看板だというオーナーのもと、繊細なデザインのサインを設置しました。立地も1.2階が店舗になった共同住宅の2階で、店舗が目立つ必要はありません。
素材感を大切にしたインテリアを前面に押し出すように、スチール素地枠の全面ガラスのフロントサッシに透明なカッティングシートでロゴを貼り付けました。
オーガニックサロンのコンセプトに基づいて、ロゴはハサミと植物をモチーフに王冠を形作っています。
・和食料理店のサインは店名をトリミングしたものです。
外壁には白地に黒のサイン、木製框扉のガラス越しに見える袖壁には赤字に白のキャッチーなサインを左右入れ違いで設置しています。
店舗の外観やサインには人目を引く必要もなければ、強いインパクトも必要ありません。
ただ目立つだけの看板をつくるのではなく、店舗の理念を表出したサインをデザインすることを心がけています。集客はホームページやSNSで行って、店舗の世界観を大切にしたデザインを実現してはいかがでしょうか?
デザインだけではなく、施工まで責任をもって請け負っております。
当事務所では空間作りだけではなく、サイトやSNSによる広告の相談も受け付けていますのでお気軽にご相談ください。
当事務所の集客に対するの考え方はまた別の記事でお知らせしたいと思います。