BLOGブログ

ラムネ温泉館

ラムネ温泉館

ラムネ温泉館 慨要
大分県竹田市直入町大字長湯7676-2 藤森照信設計、2005年竣工

ラムネ温泉館との出会い

ラムネ温泉館
シンプルでキャッチーな白黒のストライプの外観が、遠くからでもラムネ温泉館を認識させてくれます。
実際に見てみると、思っていたよりもコンパクトで、庭や背景の山と調和していて、たいへんかわいらしい建築でした。

屋根のてっぺんに生えている松、銅板が貼られた屋根、焼きすぎと漆喰によるストライプの外壁、、、
あえてラフに見せるディテールがジブリ感を醸し出しています。

ラムネ温泉館に入ります

ラムネ温泉館
インテリアも壁の漆喰を中心に木の柱、床のモルタルにはすさが入ったような模様が入り、シンプルにかわいくまとめられていて、その雰囲気に合わせていい感じにグッズがレイアウトされています。
人に慣れた猫が店舗内外を問わず、敷地内外を問わず、店内や中庭で昼寝をし、道路まで散歩に出かけているのが、さらにジブリ感を盛り上げてほっこりさせてくれます。

ここは温泉に入らなくても、ショップと中庭とギャラリーは見学することができます。
長湯温泉には有名建築家が設計した温泉がいくつかあります。
どこに入るか、それとも全部入るか悩みながらとりあえず3つの温泉を見て回ろうと思っていたのですが、ショップの壁に貼ってあった設計者のスケッチを見ると、ここの大浴場に入ってみたいと思わされてしまいました。

ラムネ温泉館の大浴場

ラムネ温泉館
大浴場も漆喰で仕上げられています。露天風呂では浴槽の上だけシェードがかけられていて、大部分を占める浴槽以外の場所はすべて地被植物に覆われて、広々とした空間に程よく植栽が施されています。
植物の持つ魅力のすごさと、それに寄り添うように自然素材でつくられた建築のマッチングが見事でした。

この建築の設計者は多くの茶室を設計しています。それもあってだと思いますが、脱衣室と浴室をつなぐ扉が茶室のにじり口のようにかがまないと入れない高さ。ここでかなり強く頭を打ってしまい、その後数日痛かったです。。。

露天風呂が好きで、温泉ではいつも露天風呂に入っています。
いつもどおり露天風呂で温まろうと、急いでかけ湯をして足をお湯に浸けようとしたところ、、、想像を大きく超えてお湯の温度が低い!
とりあえず内湯に浸かりながら説明を読むと、内湯は42℃、露天は32℃に設定されているようで、露天は泡が体を包む炭酸泉の特徴がより強く出ています。しばらく浸かっていると体が泡だらけになりますよ。

内湯と露店を行ったり来たりしながら、体にまとわりつく炭酸の泡をゆったり楽しみました。

SHARE!

BLOG TOP