大阪市浪速区の難波八阪神社を訪れました。
この神社の強烈な第一印象は獅子殿、特徴的な造形が本殿よりも存在感を放っています。
通りがかりに道路から東側の鳥居越しに神社を覗いてみると、獅子頭がしっかりこちらを睨んでいるのですが、思わず足を止めて神社にお参りしてしまうほどのインパクトがあります。
この獅子殿の造形のデザインは前田末夫。
太平洋戦争の空襲によって焼失した本殿と共に、1974年に建築されたのがこの獅子殿なのですが、この獅子舞台では獅子舞等の芸能が奉納されるそうなのです。
この獅子舞台で毎年1月に行われる、『綱引神事』は大阪市の無形民俗文化財に指定されています。
獅子の口の中が舞台になっているのですね。大きな口が勝利を呼び、邪気を飲み勝運(商運)を招くといわれているようで、実は目がライトで鼻がスピーカーになっているらしい。
夜にお参りに行くとまた違った雰囲気が見れるのかもしれません。
ご祭神はヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトとクシイナダヒメノミコトの夫婦。厄病退散・商売繁盛・農耕殖産・縁結び・夫婦円満・安産等にご利益があります。
横では工事をしている雰囲気があったので、また何か面白いものを作っているのかと思っていましたが、帰ってから地図を見てみると別の敷地のようですね。
難波八阪神社とは関係のない建物のようでした。
本殿よりも目立っている獅子舞台は一見の価値ありです。