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大阪の大規模オフィスビル改修工事のデザインパース

大阪の大規模オフィスビル改修工事のデザインパース

大阪府吹田市のオフィスビルの改修工事で作成した3Dパースです。

3Dパースとは、デザインパース・イメージパース・CGパースなどとも言い、建築やインテリアデザインの完成予想図として建築主とのイメージの共有に使われる立体図形です。
形のないものをデザインすることが仕事の設計事務所にとっては模型と並んで非常に重要な資料になります。

デザインが始まった初期から、仕上材を検討し、家具を組み込んでいく様子を3Dパースのスライド動画にして表現してみました。
もちろん、デザイン検討が進むにつれてアングルは増やしていくのですが、できるだけ固定したアングルで3Dパースを作成しながら、仕上を調整し、家具や建具等の細部のデザインを追記していくことで、いつでも過程を振り返ることができるように作っています。

社長室のガラス間仕切りの桟やモニター廻りの形状の微調整やタイル割、商談スペースと事務スペースを分ける腰壁の仕上げを最後まで迷いましたね^^

こうやって見返してみると、設計段階でオーナーとショールームを廻り仕上材を検討したことや、打ち合わせを重ねて家具のデザインを決定していったことが懐かしく思い出されます。
第一印象でのイメージも大切にしていますが、それだけでインテリアデザインが決まってしまうことは稀です。建築主とのイメージの共有はすぐにできるものではなく、時間をかけて話し合いながらすり合わせていくものだと考えています。
かけた時間が思い入れを強くし、『それ作った人以外、誰も気にしてないで』っていうところまでこだわっていくのです。

そして着工前には現場管理者もイメージを共有してもらうところから始まり、3者でこだわりを出し合っていきます。
着工後は現場監督からもおさまりの提案を受けながら工事はスムーズに進行して竣工することができました。もちろん最終の3Dパースからは変更がかかっていますが、建築主、設計者、施工者の3者が良好な関係であれば、オーナーに満足していただける良いものが出来上がります。

今後はオフィスや店舗のデザインを設計事務所に依頼するときのフローやメリットも、安心して契約していただくためにまとめていきたいと思っています。
オフィスと店舗でもだいぶ異なる進め方をしますし、店舗の中でも飲食店や美容室、物販店等の営業形態の違いによって、気にするところも違ってくるのでそれぞれ個別に紹介していきます。
まずはこの大阪のオフィスを題材にオフィスデザインを考えてみようと思いますが、長くなりそうなのでのでまたの機会に~~~

竣工写真はこちらの事例集からご覧ください
アースカラーのオフィス

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