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新社屋完成

昨年末ですが、大阪府吹田市で夏ごろから計画していましたある事務所が竣工を迎え引き渡しが終わりました。
まだ、家具などの細かいところは残っているのですが、大まかには完成といっていいでしょうけど、これからは2月の引っ越しに向けた準備に入ります。

この新社屋ですが、4階建てのビルを全改装するという大掛かりな工事を行いました。
1階は事務所兼作業場、2階が事務所や商談コーナーに社長室などがあるメインの空間、3階はショールームと倉庫。4階はテナント募集という構成なのですが、メインは1階エントランス・エレベーターホールから2階のオフィスまでのデザインです。

エントランス・エレベーターホール

左は1階エントランスホール。既存の石貼りの床を活かしたダイノックシートを貼ったEV扉、壁にはテクスチャーのあるタイルを貼っています。
右は2階のエレベーターホールです。既存社屋から持ってきたエッチングガラスをはめ込んでいます。

メインのオフィス空間

2階のオフィス空間です。

手前は商談コーナーとして、タイル貼の腰壁の向こうに広がるのは事務スペース、奥の造作ガラスサッシの向こうは社長室です。
まだ家具が入っていないのであまりイメージがわきにくいですが、もう家具も発注済みで、引っ越しに合わせて搬入予定です。
既存の構造体に対してどう設備を仕込むかと、見た目のデザインを引き立たせるためにいたるところに工夫して設備配管スペースを作っています。

モニター台、折り畳み式のノートパソコン台もついています。

このモニター台のタイル割は渾身の作品です。この造作はタイル割以外にも、設備配管を通す工夫が施されています。

タイル割、造作家具、造作建具など様々な工夫は個別にみっちりと解説していきたいと思います。いろいろと有益なお話になるかもしれないのでまたご覧ください。

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