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木造建築物の基礎

ご存じのように木造建築でも鉄筋コンクリート製の基礎を作ります。
建築を支える大切な部分なのですが、上に載る建物の重量によって基礎の大きさも変わるのですが、木造の場合外壁沿いの一番高くなるところで絵も64cm程度とそんなに大きな基礎が必要になることはほとんどありません。
(ただし、地盤調査によって改良が必要となった場合は少し大掛かりにな改良工事が必要になることがあります)

今採用されているほとんどの基礎はべた基礎といって、地面全体をコンクリートで覆ってしまう方法です。
礎の下に防水シートを敷くことによって湿気が上がってきにくくなり、白アリ対策にも有効なので、木の構造材にとてもいいと思います。建物の一部分だけ沈んでしまう不動沈下にも強いですね。

施工の手順は、防水シートの上に捨てコンクリートを打ち、その上に鉄筋を組んでいきます。
この段階で鉄筋の間隔などをチェック、型枠を組み排水管などの外部とつながる部分にパイプを通しておいて底盤、立ち上がりのコンクリートを打ちます。
この間に給排水やガスなどの設備配管を行うことが多いです。

最後に建物が仕上がってから外構工事の時に基礎の立ち上がりをモルタルできれいに塗りなおすことが多いです。 古い住宅なんかにある換気口が、新しい住宅にはついていないことがほとんどなのですが、これは基礎と土台の間に2cm程度のパッキンを挟んで、その隙間で十分な換気を行っているので必要なくなっているのです。換気口がないことですっきり見えるし、動物が中に入り込むこともなくなるので、ぜひ基礎パッキンを採用したほうがいいですね。

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